エリックカール:著書
この作品が生まれたいきさつを、カールはこう語っています。
────「娘のサースティンが3歳か4歳のとき、窓から夜空の月をみてこういいました。
わたしは、月の大きさや距離について説明しようとしましたが、
娘には理解できなかったようでした。
つぎの日、わたしは“月の本”のラフスケッチをいくつか
描きました。
その後、娘が大人になってから、
『憂鬱なときにこのスケッチを見ていたら、とても気分がよくなったの』と手紙をくれました。
それでわたしは、たずねてきた出版社の人に相談し、
たくさんの子どもたちに見てもらえる絵本にしたのです。」────
最初のアイデアが生まれてから25年以上たって出版された、
愛情あふれるこの絵本は、ページが上下・左右に開くダイナミックなしかけで、
月の満ち欠けのドラマをみごとに描きだしています。
パパ大活躍の本、お父さんの読み聞かせにぴったりですよ!